あんなにもやわらかい青のなかで わたしひっそり溺れてしまいたいと想ったの



絶望することすら許されなかった愛なので || ゆめのなかなら泣けるのに || 骨髄まで凍えた夜は || 夢見が彷徨う旅路 || あなたの声が耳を塞いで || 灰に混ざれば還るだろうか || 星泳ぎの旅路 || 君がいなくても僕はゆめを見る || 目覚めとさよならの咆哮 || 雷鳴が消えた日 || 彼方への灯火 || 君の影すら追えない場所で || 永遠など誓えないまま || 指折り数えたあなたの呼び声 || 刹那が続くならそれは || いつかまた輪廻の先で 移ろいゆく季節に憎悪すら夜に解けて || それはいつかの子守唄 || 月が綺麗だなんて嘯くならば || 傷さえ愛しく、嘘さえ飲み込んで || 星を泳ぐ夢をみせて || イコールで繋ぐとしたら || とうの昔に選んだ手 || 嘘がいつか嘘でなくなる日に逢いましょう || さよならはいえない || 空の青さを忘れたひとへ || 星の涙を啜って生きてきた || これが愛だと嘯くなら || 瞳の底に葬って || 星泳ぎの魚はいつかを願うか || さよなら、いつかの幻影 || あなたのとなりは神様のうしろ || ふれて 撫でて 名前を呼んで || 昔ほど星が見えなくなったこの目が悲しい || スプートニク・ドリーム(Sputnik dream) || ダチュラの箱庭 || 花冷えの灯火 || 見つからない目蓋の裏の月 || 指先だけで逢えるなら || 星明かりの葬火 || 無花果灯篭 || 天高く泣くならば || 憂いた月が朧に滲む || 膜を孕む || アルマである意味(alma arma スペイン語で魂,武器) || いちじくと慈悲 || 出会い、別れも必要だったと || 花が降る || 泣けない体でも || 朽ちるならば彼の地の森に || あらざりしものの慟哭はけものの悲鳴に似て || 流浪の君は変わってしまうだろう || まがいもの、影、過去の先の続きを || この手が心臓に触れたなら 滲む黒に目蓋 || 舌先でたどりつく || 足元の悔恨、頭上の憧憬 || それでも、だからこそ || 君が生まれた日の言祝ぎを || したたるなら指をからめて || 楽園、あるいは墓標のブルー || 墓標、あるいは楽園の嘘 || いつか滅びのゆめをみる || 目を塞いでしまえばわからないよ || 惑わしの森緑 || こぼれた涙で溺死する || 骨の恋 || うつしみにはほど遠く || 底にだって花は咲くもの || 四つの国の御伽噺 || 涙色の惑星で || 蜘蛛の糸はぼくには見えない || うそよなく || 桜の木の星栞 || 謎解き遊びの追いかけっこかくれんぼ || 六連星を探して || 秘密箱に隠した愛情 || 青い石になったふたり || ばけもののうそをあいしてくれますか || 眠れネフィリムの子らよ さよなら、どうしても || さやけき緑 || 桜痴 || ナーサリーライムにさよならを || 明日、世界が目覚める前に || ネノクニタップダンス || うそを育てて月に || あなたにだけつながる鼓動 || 冷たいままの手で || きみの目にとどまる || 光と星と炎の意味を


ゆめで逢える日を待っている



灰色の目に埋まる愛欲もどき || 鬱血するゆめ || さだめを知る骨 || 双子の幸福 || 目覚めるけもの || ぬるい眠りに身を投じ、 || 魚の心臓はあったかいか? || 終わってしまう、と知っていたから冷たいままで || あいしてるを100万回繰り返すことに何の意味があるのだろう、と || 両利きの影法師が吐き捨てた || 我らの愚かな愛し子に || 溢れんばかりの幸福 || 無邪気に 老獪に つんざめいた || 海へ、と || 灰とともに浮かんだゆめ色の || 祈りがいつか陽炎に化すまで || さよならばかりつぶやいて || Goodbye mother,goodbye father,goodbye God. || 目蓋を閉じるたびに、生まれ変わる || あいしてると泣くまえに咽を突こう || 雨とくちなしと || 星降る夜に || ときどき雨 || 神様の祈り、祈りの果て || 果て先にて君を待つ || 待つ恋よりも共に立つ情を || きみは歌うようにうそをつく || 明朝、きみのとなりで || 万年青 || 無色透明の憎悪 || それぞれ無音 || 無明の夜明けはかなしいか || 明日には消える || きみの声がきこえない|| 緑の指 ||


帰っておいで帰っておいでと誰が泣く || きみにうそをひとつ || きみは海のゆめを見て涙するか 明日に笑う うそ || ちがうともすきだとも言い切れない || 浮いて沈んで || ゆめよなく(夢よ・夢夜、泣く・鳴く・啼く・無く) || 去りゆく季節を追いかけることも出来ずに || このうそを覚えてる? || だから僕ら傷をつけあって || after dark (暗くなったら) || たった四文字 || きみが(  )だけで世界が終わるって知ってたかい? || 底冷えする群れ || きみはなにも知らない || 光に焼かれた深海魚のように、過ぎるものはこの身には不要。 || 一度も飛べないまま || 不可視のオーロラ || 目隠し鬼と子守唄 || 猫撫で声で懺悔 || ひとつの願いが涙にかわるころ || さよならよりも忘却を || 薄ら笑いの指定席 || ドッペルゲンガーフェスティバル || 心臓の北斗七星 || アマリリスカフェ || 隣り合わせの静寂と || 震える指先 || 冷たさにくちづけ || 爪先に残る熱が痺れが錯覚だったらよかった


ブルーノイズ || ブルーバードの涙は何処に || 崩れた水底を泳ぐ || 深々海魚の拍動 || 海への帰葬 || 矛盾の海で生まれた魚 || 世界は矛盾の中で溺れている || さよならの果てに在る || 追想、ナイフに涙 || 依存の果ての果て || 痛むだけの心臓 || 爪の先までほどけてしまえ || ゆめを捨てに行くの || 真夏日に溶け出した海の毒 || 数多の夢が水の上をはうような、眩暈と。 || 雨の夢 || 海のように美しい毒薬がほしいと願った || 置き去りにされた鼓動 || 骨に似た涙 || 通り雨とキス || 糸と魚とソーダ水 || 通り過ぎた雨は理想を洗い流して白に || 夢の続きは死んだ後に見ればいい || 瞼を覆う両の手に、 || いつか忘却の海にこの身を埋めるなら || 藍色の海に消えていくように || 海が死んだ || 透明なメタファー || いつか、慈悲も許容も深奥までも || 完成された恋は涙雨に濡れる || わたしを愛しているなら骨まで食んでください。 || 想いさえ生かせないこの世では || 退屈に消えた心臓 || 星はとうの昔に水没していた || 深海にゆるやかに沈むのは || 眠っていく焦燥に || あの日の空を今なら何と名付けよう || I wonder why the sky is blue.(何で空は青いのかしら) || 神様 うそ 夏の夢 || 溺れるメタファー || あまい心臓 || 二日病 || 待ってるよ。冷たくやさしいあの場所で || 白濁した慈悲 || 夢も現つも空の色 || 春想 || 創られた || 人肌の枷 || いとしのだ、と 伝えられたら水のなかでも呼吸ができる || 氷面下にて逢瀬 || あの日 あの時 きみを || ゆめだって知ってたら、うそだって知っていたら。 || ノウゼンカヅラ、咲き落つ || したたる熱のあかし || 深淵にあるひと || 東雲に星を数えて鬼消える || ほろろ ほろろ と泣く萩の || しあわせで、それでも || あの日の森に


金木犀で花葬を || 不思議の国で兎とダンスを || 月の裏側へ御招待 || マザーグースの最果てに || 世界はソロでは奏でられない || 煙花 || 足元には聖書、頭上には短剣 || 向日葵畑を燃やした || 蜩のオペラはローズマリーを咲かせた || 残骸、君の声 || 生きることは恋に似ている || 焦燥に揺られて泣く背中 || 指先のグローリア || 神様の懐に憧れて || ルーシー イン ザ スカイ || 生死を運ぶ象 || 幾度も壊れていく残像を両の掌に || 回転する呼吸のように || 灰になってもまだ燃やして || 爪のうえの眠り || ともる夢 || まだ空が透明だったころ || エゴの砂糖菓子 || 白痴狂喜 || 四葬では足りない || 骨の色を奪う || 例えるなら眩暈がするような幸福に苛まれながら眠るようなものなんだ。 || 今をたとえるならきっとこんな空、 || しろくひかる || 瞬光 || 遼か遠くできみは || 貫けないと理解してそれでも朝日は || 君は確かめるように嘘を吐くのね || 僕らは足があるが故に溺れることを知らなかった || ゆっくりと消えるびいどろのやわらかさは理想を腐らせる || 泣き叫ぶ衝動が理性を突き破りそうなほどに || Lie=All || しなだれた白を手折って || どうかその白い手でわたしの目を抉って || 蜩はこの痛みを持っていってはくれなかったね || 灰になるまで共にいようと決めた || 腐る寸前の林檎は楽園の味がした || 笑え笑え笑え、この世の半分は偽りで占められている || 現実とは拙い腕とともに消されるものだ || この世は 慈愛でもあり 愚鈍でもあり 無限でもある




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